退去後の賃貸住宅のフローリングの剥がれのリペアです。
水分が染みたか、経年の劣化で、端から割れて剥がれています。
前入居者の方がご自分で直そうとしたようで、パテのようなものが埋められています。
まずはパテの除去から
キャラメルのような見た目ですが、この状態でカチカチです。
凸凹な上に、溝も消えています。色ももちろん合ってませんのでこれは取り除きます。
詰められていたパテを除去し、専用のパテで埋め直します。
パテが埋められていなかった側は、見えている以上に表面が剥離していました。
(一枚目の写真、よく見ると浮き上がっているのが分かります)
その部分も取り除き、大きな範囲でパテを施工します。
パテ硬化後、専用のツールとマテリアルで一時的に艶を出し、板材とパテが平滑になっているかを確認、修正します。
ここで平滑になっていないと仕上げ後の違和感になります。
色を調合してベースを塗装。
さらに木目の色も調合して、風合いが同じになるように書きこんでいきます。
色の調整と、木目の書込みには、テクニックが必要です。
全体のツヤ等を、専用のマテリアルで調整して完了です。
新築と違って、中古物件は施工箇所以外も全体に色むらが月日に応じて発生します。
施工した場所だけが真新しい雰囲気になるとかえって浮いてしまいます。
どこに傷があったか、分からなくなりました
Comments